パターン③ グレーディング工程
グレーディング工程
量産時にマスターパターンを必要なサイズに応じて拡大したり縮小したりすることをグレーディングといいます。10パーツでできている服が5サイズ展開なら 10パーツ×5サイズ=50パーツ 必要となります。
これが量産時のパターンとなりますので必要な情報が全て反映されていなければなりません。
■本番生地の縮率
■量産ラインのミシンに合った縫い代の変更
■縫製時に必要な合印
■ボタン穴やボタン付け、ブランドネームや品質表示の付け位置情報
■ポケット等の上がり型や飾りステッチなどの情報
■縫製用に実寸パターンの打ち出し
主だっただけでもこれくらいあります。
グレーディング料金
グレーディングの料金はどれくらいかかるの?
弊社の目安料金は1パーツ@600~となっています。この金額には実寸パターンの打出し料も含まれています。
例えば10パーツで構成されている製品が5サイズ展開なら50パーツのパターンが必要でしたね。
@600×50パーツ=@30,000
グレーディング料金として30,000円ということになります。
縫製仕様書の作成
パタンナーの仕事はこれだけではありません。縫製に必要な仕様書の作成を並行して行います。
縫製仕様書には寸法、展開図、各部位の縫製仕様などの情報が入っています。
ここまで進んで次の工程にバトンタッチです。
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